夏至の直後ですでに明るかった午前4時のキックオフから、試合終了までの2時間、テレビにかじりついてしまいました(笑)
結局、奇跡を信じた日本人サポーター&視聴者(含む俺)はガッカリ&脱力で金曜の朝を迎えたわけですが、本当に奇跡は起きなかったんでしょうか。
グループリーグが2試合終わった段階で、日本は1敗1分。
この時点でもう決勝進出は不可となってもおかしくない状況だったわけです。
しかし、同じグループFの他の国の成績との兼ねあいで、条件さえ揃えば日本も決勝進出が可能という状況が生まれました。
この状況こそが、奇跡だったんではないでしょうか。
この“一縷の望み”のおかげで、沈みかけていたサポーターのテンションが再び急上昇、「奇跡をおこせ」とマスコミ各社を巻き込んで大盛り上がり状態でブラジル戦を迎えたため、放送開始が午前4時にもかかわらず前半の視聴率が、ゴールデンタイムに換算すると70%近いという、22%を記録。
熱心なサポーターから一般視聴者に至るまで、大いに試合を楽しみながら見ることが出来たわけです。
もちろん、勝ってなんぼ、というのは言うまでもないですが、全国のサッカーファンや視聴者に夢や希望を与えて楽しませるのも彼らの目的の一つであるはずだし、そういう意味では、ジーコジャパンは十分奇跡を起こしてくれた、と言って良いんじゃないかと思います。
ぶっちゃけ、現段階の日本代表に決勝進出を期待する方がムチャってもんでしょう・・・。
ジーコのせいじゃないよ、あれは。選手ひとりひとりが意識を根底から改革していかないと。
個人で見れば、世界に通用するスキルを持つ選手がぞろぞろいるのに、チームとして組むと結果が出ないのは、ひとりひとりがバラバラの方向を向いている、つまり精神的な問題でしょ。
次期監督にオシム氏が内定したらしいけど、このままじゃ誰が監督しても、変わらない。
必要なのは、もっと有機的にチームを結合させる力を持つ監督と、それに応えられるだけの背骨の入った心を選手ひとりひとりが持ち、自覚し、団結すること。
懲りずに4年後までまた期待しちゃうよ〜。頑張れサムライブルー!!