1983年春。
小学校への入学祝いに、親にラジカセを買ってもらいました。
まだCDが無かった時代。確かアイワの黄色いやつでした。
しかし、買ってもらったは良いけど、聴くカセットがない。
それを聞いた、干支が一回り上の従姉が、当時の洋楽をいろいろ入れたカセットを作ってくれました。
90分のカセットのA面に入っていたのが、『THRILLER』でした。
幼い頃から、父のステレオを通してビートルズやビリー・ジョエルなど洋楽は聴いていましたが、“自分のもの”として、アルバム単位で聴いたのは『THRILLER』が初でした。
かなり聴きまくりました。
そのおかげで、その後現在に至るまで、収録曲全部カラオケで歌えるほど、脳ミソにこびりついています。
クソッタレなゴシップに埋もれてしまいがちですが、1000%確実に、歌唱力、ダンス・パフォーマンス、ソングライティング、プロダクションスキル、クリエイティビティ、そして運、エンターテイナーとしてメシを食う上で必要な要素すべて、どれをとっても、人類史上最高クラスであることは、間違いないと確信します。
全てのプレッシャー、全てのゴシップ、全てのシガラミから解放されて、天国でのびのびとパフォーマンスしてください。
Rest In Peace, Michael.